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情シス担当者の21%が転職!情シス転職後の問題点と解決策について解説

現在、IT人材の不足や転職市場の活性化によって、情シス要員が大幅に転職している事実をご存知でしょうか。また中小企業における約38%が情シス担当者1名以下の「ひとり情シス」となり「ゼロ情シス」体制も増加しているそうです。

本記事では、こういった情シス担当者の転職事情も踏まえて、情シス転職後の問題点やその解決策を具体的にご紹介します。記事後半では、人手不足が顕著となった情シスをサポートするトータルITヘルパーの「情シス代行サービス」の特徴をお届け。

情シス代行サービスをはじめとしたアウトソーシングへの理解を深めることで、情シス担当者が転職した場合にも臨機応変に対応可能です。

 

 

情シス担当者の21%が転職!
情シス転職後の問題点と解決策について解説

 

情シス要員に転職が多い理由と現状

転職市場が活況化する中、従業員1001,000人未満の中堅企業に属する情報システム要員の21%が退職しています。これは、極めて高い離職率であるといえます。まずは情シス要員に転職が多い理由と現状を解説します。

 

・情シス部のスキルは即戦力になる

情報システム部でのスキルは他の企業でも即戦力となるため、転職先が見つけやすいことが、転職率が高い要因として考えられます。情シス部員は転職先に苦労しないため、不満があればすぐに辞められる環境といえます。

「プログラミング」や「Webマーケティング」などを扱えるハイスキルな人材は、フリーランスに移行できるため会社に属する必要がなくなり、独立するために仕事を辞める人も少なくありません。より良い働き方が実現する企業への転職や独立は必然的な現象といえるでしょう。

 

・ひとり情シスに対する評価が高い

ひとり情シスの場合、1人であるが故に得られるスキルが転職を後押しすることもあります。なんでも1人でこなす「ひとり情シス」は、各方面に高いスキルが身についているため、優秀なひとり情シスは当然、他社でも欲しがる人材となります。

ワンオペで多忙になりがちなひとり情シスは「転職したいな」と考える機会が他より多いと考えられます。企業側としても、これまで1人でこなしてきたのならば、即戦力になるのではと期待し、そのスキルを評価します。このように、需要と供給がかみ合っていることが、高い離職率の要因となっているのかもしれません。

 

IT人材不足により、情シス要因の需要が高まっている

経済産業省の調査した2019年の「IT人材需給に関する調査」によると、2030年には最大で約79万人もの規模でIT技術者が不足するとされています。2020年時点の試算では、IT人材は30万人以上不足しているという結果が出ており、需要に対しての供給量が少なすぎるため、多くの企業が少ないリソースでの事業を強いられているのです。

経済産業省の行った2016年の調査「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」では、2015年時点でのIT業界の人材不足は約17万人とされていました。それがいまや30万人を超える規模で不足していることから、人材が集まらない問題は改善どころか悪化していると言わざるを得ません。

 

IT人材が不足する大きな理由は、少子高齢化に伴う日本の労働力人口(15歳以上で働く能力と意思のある者)の減少とIT技術者の高齢化です。高齢化に加えて少子化の問題も抱えているため、退職していく人と新しく入ってくる人とのバランスがとりづらい現状があります。高齢化したベテラン技術者の相次ぐリタイアなどにより、人手不足はますます深刻化しています。
 

情シス要員の転職事情と現状
  

・人材不足から、情シス業務の「アウトソーシング」が必須に

デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、さらに今般の新型コロナウィルスの感染拡大を受けたリモートワークへの移行など、企業のネットワーク環境は今まで以上に複雑さと脆弱性が増しており、サイバー攻撃に対するセキュリティ確保が困難になっています。

円滑なセキュリティ運用を維持するうえで、今後欠かすことができないのが「アウトソーシングの活用」です。その理由は言うまでもなく、情報システム部門の人手不足です。IT市場が拡大している中で人材の供給が追い付いていないことから、今後も人手不足に悩む企業が増えることになるといえるでしょう。

 

 

情シス要員の転職率は高く、人材不足が続いている

 

 

情シス要員転職後の4つの問題点

情シス転職後の問題点・時間不足
 
ここまで、情シス要員の転職事情・人材不足についてみてきました。理想を言えば、優秀な人材を手放さないことがベストですが、転職率が高いのが現状です。ここでは、そんな情シス要員転職後の問題点をみていきます。

 

1.ひとり情シス問題

ひとり情シスとは、情報システム担当者が組織内に1人しかいない状態を指します。もともとは何人かいた情シス担当者の相次ぐ転職により、在籍する情シスがいつの間にか「ひとり情シス」になってしまった、という状況も多いのではないでしょうか。

情報システム部は業務が多岐に渡るため、1人で担当するには業務量が多すぎます。「ひとり情シス」の状態を放置していると、業務をこなしきれなくなり、トラブルの際に迅速に対応できない恐れがあります。

それだけでなく、休暇を取ると社内で担当者がいなくなるため、非常に休暇が取得しづらくなります。

 

2.ゼロ情シス問題

ゼロ情シスとは、転職などにより情報システム担当者が組織内に1人もいないことを指します。ゼロ情シスが引き起こす1番のリスクはセキュリティ面の脆弱性です。

情シス担当がいないということは、IT業務に関するルールなども設定されていない場合が多く、個々の社員の判断で運用できてしまいます。社員が個人のスマホやパソコンに会社のデータを送信して仕事をする、個人のパソコンを多くの人が利用するフリーWi-Fiに接続して仕事をするなど、情報漏洩の危険性は非常に高くなります。

情シス担当がいないことにより、トラブル発生時には社員が対応せざるを得ない状況になってしまい、その社員に大きな負担となってしまえば離職につながります。IT以外の分野の人員も欠けてしまうリスクがあります。

 

3.兼任情シスの増加

別の業務をしながらIT担当を任されている社員は少なくありません。本業をやりながらIT業務を兼任するということは、仕事のバランスが取れず本業が忙しいと、IT業務が疎かになる恐れや、セキュリティリスクの発見や対策検討、対策実施に遅れが生じる恐れがあります。

本来であれば、スキルのあるIT技術者を雇用し、システムの運用・管理に専念させるのがベストです。しかし、兼務による負担を強いられている背景には、人材雇用のコスト問題やITの人材不足があり、兼任せざるを得ない企業が多く見られます。

IT担当者が十分に動けない環境は、社内業務の流れも悪くします。IT担当者が業務に専念できる働きやすい環境を整えるべきでしょう。

 

4.技術習得時間の不足

新しいシステムやアプリは日々誕生・進化しており、IT技術者はその変化についていく必要があります。そのためには日常的に勉強が必要ですが、ひとり情シスやゼロ情シス、他業務との兼任といった状態では、日々の業務に追われてしまい、学習時間を確保できません。

さらに近年では、マイナンバーなど、漏洩させたくない情報が年々増加しているため、セキュリティ対策が重要です。マイナンバー管理ソリューションなどのツールもいくつか登場してきていますが、それを学習したり導入したりする時間や、最新情報を得る時間を持つことができません。これは情報漏洩などの大きな問題につながるリスクともなります。

 

 

情シス要員の退職により「ひとり情シス」や「ゼロ情シス」の状態になると、企業にとって大きなリスクとなる

 

 

情シス要員転職後の4つの解決策

情シス要員転職問題の解決策
 
解決策は、「人員の増加」がベストといえるでしょう。しかし、社内から無理やり増員するやり方はおすすめできません。ITに詳しくないメンバーをどれだけ増やしても、かえって担当者に負荷がかかるだけです。また昨今の企業経営の状態からいえば、単に「人を増やしてほしい」というだけの人員増加はなかなか認められないでしょう。

そこで以下に、情シス要員転職後の問題の解決策を、具体的にご紹介します。

 

1.従業員のITリテラシー向上

情シス要員の退職後にこそ、従業員のITリテラシー向上が求められます。従業員のITリテラシー向上は、これまで情シスが管理・担当していたPCトラブルへの対処や安定したネットワーク環境の維持といった業務の改善・減少につながります。

また情報セキュリティの基本を社内で徹底することで、外部からの不正アクセスやハッキング、さらに情報漏洩の防止も期待できます。

これらを行うことで、情シス担当者への問い合わせを減らし、情シス担当者は他の業務に専念できます。

 

2.業務フローの見直しと策定

情シス担当者自身が、働き方を見直すことも重要です。基本的なPC操作・管理、自社で導入しているシステムの保守運用といった業務フローを整理できれば、業務の属人化をまぬがれるだけでなく、今後、入社予定の新しいIT人材の円滑な業務進行にもつながります。

また情シス担当の業務を圧迫する業務のひとつが、社内ヘルプデスクです。この突発的に発生するノンコア業務を減らすためには、社員がなるべく1人でトラブルを解決できるようにマニュアルや社内FAQを整備しておく必要があります。ヘルプデスク業務の負担が減るだけでなく、社内のITリテラシーの向上にもつながります。

 

3.経営層の理解

人員を確保するための予算などを判断する経営層が、情シス担当者の重要性を理解しておらず、情報シスの業務は主業務と兼任すればいいという考えが残っています。

ITをうまく活用できれば、大幅な業務効率化や新しいビジネスモデルの構築などにつなげられるのはもちろんですが、それだけでなく会社にある情報を適切に管理、運用するというセキュリティ面でも情報シスは重要なポジションです。

経営層に情シスの重要性をしっかり理解をしてもらえれば、情シス担当者の人員は確保され負担軽減につながるでしょう。

 

4.アウトソーシングの活用

これまで社内で情シスがまかなっていたIT関連の業務を、外部委託、つまり「アウトソーシング」することも、情シス問題の解決に有効です。新しいシステムや仕組みを導入する場合と比べ、アウトソーシングは労力やシステム費用がかからないため、スタートしやすいのが特徴です。

ルーティン業務やノンコア業務をアウトソーシングすることで、コア業務に専念することができ、今まで手が付けられなかった戦略的な業務などに工数を費やせるようになります。専門家に運用保守をしてもらうことで、自社で管理するよりも安全にサーバーやネットワークの運用を行うことが可能です。

 

ココがポイント

情シス問題の解決策は、「人員増加」「業務フローの整理」「経営層の意識改革」「アウトソーシングの活用」の4つ!

 

 

トータルITヘルパーの情シス代行サービスとは

情シスのアウトソーシング「トータルITヘルパー」
 
トータルITヘルパーの情シス代行サービスとは、委託を受けた企業専門の情報システム部となり、情報システム部の業務をサポート、もしくは丸ごとお引き受けするサービスです。トラブルが発生した際は、高度な専門知識を持つスタッフが課題を迅速に解決します。

情シス代行サービスを利用した94%が、業務効率化とコストダウンに成功したとのお声をいただいております。

 

企業のIT業務はメイン業務以外にも、イレギュラーに発生するPCキッティングやヘルプデスク対応などもあり、人員確保が課題となっていますが、イレギュラー業務だけでもアウトソーシングすることで、人員を増強せずに情報システム部のリソースを確保できます。

今まではコスト削減や人材不足により、やむなくひとり情シスやゼロ情シスの体制をとらざるを得なかった企業が多いかと思いますが、情シス代行サービスを利用すると、本来の業務に集中できるようになり、人材雇用の手間やコストを削減できます。

ひとり情シスなど少数で情シスの業務を担当している場合、担当者が退職や休暇をとると「その担当者でないと分からない」という状況に陥ることがあります。このときにトラブルが起きると、対応ができずに困る場合が多いでしょう。こうしたときに情シス代行サービスを利用にすることよって、問題を素早く解決できます。

 

アウトソーシングの利用によって、担当者不在や退職による業務効率の悪化が生じず、属人化のリスクが回避されます。さらに、新任や新人への業務内容共有の手間や、教育コスト排除を実現します。
 

情報システム部にたずさわる問題を抱えている企業は、アウトソーシングに目を向けてみてはいかがでしょうか。

 

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