社内業務を効率よく実行するには、PCやスマートフォンの導入・活用が欠かせません。
特に年度替わりの時期は、一斉に機器の買い替えを行う企業も多く、大量のキッティング作業が発生します。
こういったキッティングの負担を軽減するために、初期設定を外部委託できる「キッティングサービス」の導入を検討している企業も多いのではないでしょうか?
キッティングサービスを利用すれば、初期設定にかかる膨大な時間を削減でき、ほかの重要な業務に時間を割けるようになります。
しかし、キッティングサービスを活用するにあたって、作業場所の確保や外注先のセキュリティ対策に不安を感じる企業も少なくありません。
そこで本記事では、年間対応件数17万件超のサポート人員、情シス代行でお客様満足度98.2%の弊社が、キッティングサービスを利用するメリットについて解説します。
最後まで読んでいただくことで、キッティングサービスを導入後のイメージが明確になります。
目次
キッティングサービスとは?
キッティングとは、企業が新しいパソコンやスマートフォンなどのデバイスに初期設定を行う作業を指します。
ソフトウェアのインストールや製品のアップデートなどを事前に済ませておき、エンドユーザーの手元へ届いた時点で使用できる状態にする作業です。
キッティング作業は情報システム部門が担当する企業が多いものの、ひとり情シス状態で手が回らない場合は、外部のサービスデスクによる「キッティングサービス」を利用するケースも少なくありません。
ココがポイント
キッティングとは、パソコンなどのデバイスの初期設定作業のことを指す。
2.キッティングを行う方法
キッティングは、担当者が使用予定のデバイスやソフトウェアを調節する作業です。
キッティングを行う方法は主に2通りあるため、それぞれご説明いたします。
2-1.手作業
1台ずつ手作業でキッティングします。
設定する台数が少ない場合に向いています。
- 事前準備が必要ないため、すぐに始められる。
- 属人的な作業になるため、専門担当がいないと始められない
- 人為的ミスが起きる可能性もある。
2-2.クローニング
複数台をまとめてキッティングします。設定する台数が多い場合に向いています。
- 一度に大量のキッティングが可能のため、効率に優れている。
- 複製元のマスターパソコンを作成し、その中身をそのままほかのPCに反映させることができる。
- マスターパソコンに設定を組み込む際に、時間がかかる(数週間~1ヶ月程度)。
- 専門知識が必要。
- 機種ごとにマスターイメージが異なるため、毎回手間がかかる。
3.キッティングサービスを活用するメリット
一昔前は自社内の情シス担当者がキッティングを行うケースが多かったものの、担当者のスキルや経験によって作業クオリティが左右され、設定ミスによる個人情報や機密情報の漏えいなどのリスクが問題視されていました。
そこで近年では、外部のヘルプデスクに委託するキッティングサービスの利用も増加傾向にあります。
ここではキッティングサービスを使用する際のメリットをいくつかご説明いたします。
3-1.工数を削減できる
社内ネットワーク担当の業務負担を削減できるため、担当者はほかの作業に注力する余裕が生まれます。
3-2.迅速にセットアップできる
キッティングサービスは専門知識を持つプロが作業を行うため、自社情シスで対応するよりも正確かつ短期間でセットアップを行えます。
3-3.不良品の早期発見につながる
キッティングサービスに出したデバイス機器の不具合・トラブルの早期発見が可能です。
3-4.万全なセキュリティを設定できる
経験の少ない担当者がキッティングをした場合、さまざまな種類のソフトウェアインストールや、Windowsの最新版更新等、万全な状態でエンドユーザーに渡せるかどうかは不安要素が残るのも事実です。
一方で、キッティングサービスに依頼すれば、各種専門知識を持つサポートがひとつずつ入念にチェックしてインストール作業を行います。
キッティングのプロが細かい箇所までセキュリティ対策を行うため、対応ミスやセキュリティ漏れの危険性を減らせるので安心です。
3-5.導入後に即日で稼働ができる
キッティングサービスによる設定完了後、クライアントの要望に合わせて指定の日時にデバイスが発送されます。
自社情シスではキッティング作業の開始から完了まで時間がかかってしまうものの、キッティングサービス専門のプロならキッティング作業から納品までスピーディな対応が可能です。
デバイスは電源を入れてすぐに使用できる状態で届くため、サービス利用後即日業務を稼働できます。
ココがポイント
キッティングサービス専門のプロは、納品までスピーディな対応が可能である。
4.キッティングサービスを選ぶときのポイント
ここではキッティングサービスを選ぶ際のポイントをいくつかご説明いたします。
4-1.費用で選ぶ
キッティングサービスを利用するときは、外部委託業者ごとに掛かる費用をチェックしましょう。
基本的には、「依頼するデバイスは最大で何台くらいになるのか?」「設定するインストール製品・オプションはどれか?」などで費用感が変動します。
自社が求めているキッティングサービスの内容とすり合わせて、費用感のマッチした外部委託業者の選定が大切です。
4-2.対応可能台数と期間で選ぶ
キッティングサービスは、対応可能台数と納品までの期間が業者によってそれぞれ異なります。
業務開始が目前に迫っているなど、スピーディなキッティングの対応を求めている場合は、具体的な納品希望・可能日をすり合わせる必要があります。
4-3.キッティングを行う場所で選ぶ
キッティングサービスの依頼は、パソコンなどのデバイスを外部委託業者へ送る必要があります。
また、納品時も相手からの返送作業が必要です。
委託業者のキッティング場所が遠ければ、その分郵送時間がかかってしまうため、しっかり業者に確認しましょう。
4-4.セキュリティ対策で選ぶ
キッティングサービスによる設定では、「この従業員はこの権限で許可入れる」など、1台1台に正確なセキュリティ権限を設定できます。
共有のデータファイル権限・特定サイトへのアクセス権限など、細かい部分まで設定が可能です。
4-5.サポート内容で選ぶ
キッティングのサービス内容はもちろん、アフターフォローも含めて対応してもらえる業者を選びましょう。
なかには、PC設定のみ請け負っているキッティングサービス業者も存在します。
手間を抑えて自社デバイスをまとめて依頼したい場合は、PC以外の幅広い機器も点検できる業者がお勧めです。
サポート体制によっては求めているサービスを受けられないため注意しましょう。
ココがポイント
キッティングサービス業者は、PC以外の幅広い機器も点検できる業者がお勧めである。
5.キッティングをITのプロにお任せできる「トータルITヘルパー」
多くの企業で、ネットワーク専任担当者(SE)が1人~2人程の体制で会社を支えている現状があります。
従業員が少なければSEが1人~2人でも間に合いますが、これが何十人規模になるとどうでしょう。
管理しなくてはならない項目が増え、障害も少なからず増えてしまいます。
1人~2人では手に負えなくなり、修正してもまた障害が出てしまういたちごっこも少なくありません。
またその専任担当が退職されてしまった場合、作業内容が属人化しているので、社内のネットワーク業務が停止してしまう恐れもあります。
そのような事態を防ぐために、情シス代行サービスに資産管理を委託しましょう。
さまざまな情シス代行があるなかでも、弊社「トータルITヘルパー」にお任せ下さい。
5-1.167人の専門人材がサポート
専門知識を持つ167人がお客様のネットワーク問題、アカウント情報を共有し迅速に問題を解決します。
年間17万件、過去100万件の事例解決の実績もございますので、細かな質問でもしっかり対応させていただきます。
5-2.PC1台3,000円からIT資産管理を代行
低価格ながらも、高品質でサービスを提供します。
お客様のご要望をお伺いさせていただき、それぞれに合ったプランの中から、現在お抱えの問題にマッチした解決策やサービスをご提供いたします。
ひとり情シスでお困りのお客様や、社内ネットワークの情報を整理整頓したいなど、ITに関するご質問でしたら幅広くお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
5-3主なサポート内容
弊社では、貴社のネットワーク共有からの業務効率やリスク回避について考慮したサポートも行っています。
PCのキッティングサービスや社内ネットワーク構築、VPN構築、サーバー環境の構築。
ライセンスやアカウント情報の管理などなど。貴社担当情シスが不在の場合でも、弊社にご連絡いただければ代行による保守対応も可能です。
また、規定内であれば技術担当による訪問サポートもご提供しております。
保守サービスも幅広いシーンに対応しておりますので、貴社のニーズに合わせた対応が可能です。
ほかにも、ネットワークに関するお問い合わせならいつでも対応させていただきます。