「情シス担当者の業務負担が大きく、外部に任せたい」
「アウトソーシングに興味はあるが、本当にメリットがあるのか知りたい」
そんな悩みを抱える企業は少なくありません。
結論からいうと、情シスアウトソーシングの最大のメリットは、属人化の解消・コスト最適化・本来業務への集中を同時に実現できることです。IT人材不足が深刻化する今、自社で人材を抱え込まずに専門性を確保できる現実的な選択肢として広がっています。
本記事では、情シス代行で年間対応件数17万件超のサポート実績を持つ弊社が、情シスアウトソーシングのメリットを中心に、デメリットや料金体系、成功のポイントまで解説します。
目次
1.情シスのアウトソーシングが増えている理由

情シス業務を外部に委託する企業が増えています。その背景には、主に次の3つの理由があります。
- IT人材の不足とひとり情シス・ゼロ情シスの増加
- 情シス業務の増加と高度化
- 固定費を抑えたいというコスト意識の高まり
1-1.IT人材の不足とひとり情シス・ゼロ情シスの増加
IT人材は慢性的に不足しており、経済産業省の試算では2030年に最大で約79万人が不足するとされています。優秀なIT人材は採用競争が激しく、中小企業ではなかなか確保できません。
その結果、担当者1人で社内ITを支える「ひとり情シス」や、専任者がいない「ゼロ情シス」の企業が増えています。少人数で業務を回すほど、セキュリティ対策が手薄になったり担当者がオーバーワークになったりするリスクが高まります。
1-2.情シス業務の増加と高度化
クラウドサービスやセキュリティ対策、リモートワーク環境の整備など、情シスに求められる業務は年々増え、専門性も高まっています。
限られた人数ですべてに対応するのは難しく、外部の専門知識を取り入れて業務を補う必要性が増しています。
1-3.固定費を抑えたいというコスト意識の高まり
多くの企業で、限られた経営資源を効率的に使うことが重視されています。人材を雇用すると人件費は固定費になりますが、アウトソーシングなら必要な分だけ委託でき、固定費を変動費に変えられます。
こうした背景から、情シス業務を外部に委託する動きが広がっています。
2.情シスアウトソーシングの5つのメリット

情シス業務を外部に委託することで得られる主なメリットは、次の5つです。
- 属人化の解消
- コストの最適化
- 業務効率化と本来業務への集中
- システムの安定稼働とリスク分散
- 最新技術・専門知識の活用
2-1.属人化の解消
1つ目のメリットは、業務の属人化を解消できることです。情シス業務は担当者ごとにやり方が固定されやすく、その人がいないと回らない状態に陥りがちです。
アウトソーシングを活用すると、業務フローが標準化され「見える化」が進みます。特定の担当者しか分からない状態から抜け出し、急な休みや退職があっても業務が止まらない体制をつくれます。
2-2.コストの最適化
2つ目は、コストを最適化できることです。情シス担当者を1人雇用すると、給与に加えて採用や教育のコストがかかります。IT人材は採用難易度が高く、人件費も高水準になりがちです。
アウトソーシングなら、必要な業務だけを必要な分だけ委託でき、採用・育成コストもかかりません。固定費を変動費に変えられる点も大きな利点です。
2-3.業務効率化と本来業務への集中
3つ目は、業務が効率化され、本来注力すべき業務に集中できることです。情シスは幅広い業務を抱え、日々のトラブル対応や定型業務に追われがちです。
ヘルプデスクや運用保守といった定型業務を外部に任せれば、社内の担当者はIT戦略の立案やDX推進といった、企業の成長に直結する業務に時間を割けます。
2-4.システムの安定稼働とリスク分散
4つ目は、システムの安定稼働とリスク分散です。ひとり情シスやゼロ情シスの状態では、担当者の不在時に障害が起きると復旧が遅れ、休日出勤や残業も増えがちです。
外部委託により、緊急時もすぐに対応できる体制を確保できます。災害や大規模障害が起きた際にも、外部ベンダーの協力でBCP(事業継続計画)を強化できます。
2-5.最新技術・専門知識の活用
5つ目は、最新技術や専門知識を活用できることです。クラウドやセキュリティなどIT分野は変化が速く、自社だけで最新動向を追い続けるのは困難です。
専門ベンダーは業界の最新トレンドを把握しており、高度な知見を自社のIT環境に取り入れ、安全性や生産性を高められます。
ココがポイント
情シスアウトソーシングは「属人化の解消」「コスト最適化」「本来業務への集中」を同時に実現できる、人材不足時代の有効な一手
3.情シスアウトソーシングのデメリットと対策

メリットの多いアウトソーシングですが、注意すべきデメリットもあります。事前に把握し、対策しておくことが大切です。
3-1.社内にノウハウが蓄積しにくい
外部ベンダーが業務を行うため、自社の担当者が実務を経験する機会が減り、社内にノウハウが蓄積しにくくなります。
「将来的に自社で運用したい」場合はデメリットになり得ます。対策として、作業内容を報告書やマニュアルで共有してもらい、社内に記録を残す取り決めをしておくと安心です。
3-2.委託範囲とコストの見極めが必要
委託先によってサービス内容はさまざまで、費用とのバランスを見極めるのが難しい場合があります。範囲があいまいだと、契約外の作業で追加費用が発生することもあります。
対策として、「どこまでを委託し、どこからを自社で対応するか」を事前に明確にし、契約書に明記することが重要です。
4.アウトソーシングできる業務・できない業務
情シス業務といっても範囲は広く、すべてを外部委託できるわけではありません。委託に向く業務と、社内で担うべき業務を整理します。
| 区分 | 主な業務 |
|---|---|
| 委託しやすい業務 | ヘルプデスク、運用保守、ネットワーク管理、セキュリティ対策、IT資産管理、キッティング |
| 社内で担うべき業務 | IT戦略の企画・推進、DX推進、経理・人事など基幹システムと密接な業務 |
定型的で手順が決まっている業務はアウトソーシングに向いています。一方、経営戦略に関わる企画や、自社事情の深い理解が必要な業務は社内で担うのが基本です。実際には全部を委託するのではなく、業務ごとに分ける「部分アウトソーシング」が主流です。
5.情シスアウトソーシングの料金体系・費用相場
情シスアウトソーシングの料金は、委託する範囲や形態によって大きく変わります。代表的な料金体系の相場を整理します。
| 委託形態 | 費用相場(月額) | 主な対応範囲 |
|---|---|---|
| スポット対応 | 1案件 1〜5万円 | 障害対応・キッティングなど単発 |
| ヘルプデスクのみ | 3〜10万円 | 社員からの問い合わせ一次対応 |
| 運用・保守パック | 10〜30万円 | 監視・保守・更新作業 |
| 情シス丸ごと代行 | 20〜80万円 | 戦略立案〜運用まで包括 |
| PC台数課金型 | 1台あたり3,000円〜 | IT資産管理・キッティング含む |
ポイントは、対応範囲が広いほど割安になりやすい傾向があることです。特にPC台数課金型は、社員数の増減に応じて費用が自動調整されるため、中小企業でコストパフォーマンスを発揮しやすい形態です。自社の課題に合った範囲を見極めて選ぶことで、ムダなく費用を抑えられます。
料金の詳しい内訳や見積もりの考え方は、別記事で解説しています。あわせて参考にしてください。
●関連記事:情シスアウトソーシングの費用相場を詳しく解説 →
6.失敗しないためのポイント

アウトソーシングの効果を最大限に引き出すには、次の3つのポイントを押さえておきましょう。
6-1.委託する業務範囲を明確にする
現状の情シス業務を棚卸しし、「何を委託し、何を社内に残すか」を明確にします。範囲があいまいなまま依頼すると、期待した効果が得られません。
委託したい業務と範囲を整理しておけば、最適なコストと希望の対応範囲でサービスを選べます。
6-2.サポート体制で比較する
アウトソーシング会社によって、対応範囲や方法は異なります。常駐対応・定期訪問・電話・チャットなど、サポートの幅もさまざまです。
自社の状況に合ったサポート体制かを事前に確認することで、契約後の「思っていたものと違う」という失敗を防げます。セキュリティ体制や実績もあわせてチェックしましょう。
6-3.コストとサービス内容のバランスを見る
料金の安さだけで選ぶと、必要なサポートが受けられないことがあります。逆に、過剰なサービスで費用がかさむこともあります。
希望の委託範囲とサポート内容を確認したうえで、複数社を比較し、コストとサービス内容のバランスがとれた委託先を選ぶのがおすすめです。
7.情シスアウトソーシングはトータルITヘルパーにお任せ

「情シスの負担を減らしたい」「コストを抑えて専門人材を確保したい」。そんな企業には、弊社「トータルITヘルパー」の情シス代行サービスがおすすめです。
7-1.167人の専門人材が複数人体制でサポート
専門知識を持つ167人のスタッフが、お客様のネットワーク問題やアカウント情報を共有しながら迅速に対応します。年間17万件・過去100万件の対応実績があり、複数人体制のため担当者の不在や退職で業務が止まる心配がありません。
7-2.PC1台あたり月額3,000円~で業務を代行
情シス代行プランはPC1台あたり月額3,000円~。ヘルプデスクや運用保守、トラブル対応まで幅広くカバーします。問い合わせ対応だけ任せたい場合は月額2,000円~のヘルプデスクプランもあり、必要な範囲から段階的に始められます。
7-3.幅広い基盤で柔軟に対応
ネットワーク・サーバー・複合機・ビジネスフォンなどさまざまな機器を扱うIT総合商社の基盤があり、幅広く柔軟な対応が可能です。情シス業務を丸ごと引き継ぐこともでき、社内のDX推進に専念できる環境を整えます。
8.よくある質問(FAQ)
Q. 一部の業務だけアウトソーシングできる?
できます。ヘルプデスクだけ、運用保守だけといった部分委託が主流です。自社で残す業務と委託する業務を分けて、必要な範囲だけ依頼できます。
Q. 小さな会社でも依頼できる?
可能です。PC1台あたりの台数課金型なら、数台規模の小さな会社でも無理なく導入できます。社員数の増減に応じて費用も調整されます。
9.まとめ
情シスアウトソーシングのメリットは、属人化の解消・コスト最適化・本来業務への集中・安定稼働・最新技術の活用です。一方で、ノウハウが蓄積しにくい、委託範囲の見極めが必要といったデメリットもあるため、事前の整理が欠かせません。
成功のカギは、委託範囲を明確にし、サポート体制とコストのバランスで委託先を選ぶことです。
トータルITヘルパーなら、専門知識を持つ167人が複数人体制でサポートし、年間17万件・過去100万件の対応実績でヘルプデスクから運用保守までカバーします。PC1台あたり月額3,000円~の台数課金型のため無理なく始められ、94%のお客様がコストダウンを実感しています。情シスのアウトソーシングをお考えなら、お気軽にご相談ください。

