「情シス担当者の業務効率化のために必要な資格はあるのか」
「情シス担当者に必要な資格一覧を知りたい」
上記のような情シス担当者の資格に関するお悩みはありませんか?
ひとり情シス・ゼロ情シス問題が叫ばれる昨今、今まで以上に幅広い業務に対応しなければならず、社内SEの負担も増加しています。
本記事では、このような背景のなか、情シス担当者の幅広い業務に対応するために、取得しておくと良い資格をまとめました。
記事後半では、トータルITヘルパーが提供する「情シス代行サービス」についても解説。
167人の高度資格保有者が存在する「情シス代行サービス」なら、社内SEへの資格取得のために時間・費用的リソースを投下せずに済みます。
また、社内SEの業務負担を軽減することで、業務効率化も加速。ぜひ参考にしてください。
目次
1.情シス担当者が担う業務は幅広い
情報システム部が担う業務は幅広く、”本来取り組むべき業務”が多数存在します。
ここでは、情シス担当が対応する業務をいくつかに分けてご説明します。
1-1.システム開発や構築
情報システム部では、社内で新しく使うシステムの企画や開発、運用支援を行います。
1-2.システムの運用
情報システム部では、実際に導入したシステムの運用や、アップデート等も対応します。
1-3.セキュリティ対策
社内ネットワークがウイルス感染やハッキング被害を受けないように、常に最適なセキュリティ対策を施します。
セキュリティやウイルスは日々進化しているため、情シス担当はこまめにチェックし、細心の注意を払う必要があります。
1-4.サポート対応
トラブルがあった際のサービスデスク・ヘルプデスクとして、従業員からの問い合わせ対応も行います。
社内で発生した、システム不具合やネットワークトラブルに対して対処する業務が一般的です。
しかし、本来情報システム部が行うべき業務から一歩外れてしまうので、サポート対応に時間が掛かると本業に手を付けられなくなります。
情シス担当者にとっては、1番時間が取られる対応です。
2.情シス担当者に資格は必要?
結論から申しますと、情シス担当者本人に知識と技術が既に備わっていれば、特段資格等は必要ありません。
ただ、「情シス」と一口に言っても業務内容は多種多様で、資格が必要なモノもあります。
状況に応じて資格取得は重要であり、この先の人生で役立つ可能性があるのも事実です。
そのため、情シス担当者に資格は必須ではありませんが、自分から意欲的に取得しておくと後々の人生設計に大きく役立つといえます。
ココがポイント
情シス担当者に資格は必須ではないが、後々の人生設計に大きく役立つといえる
3.情シス担当者が取得すると便利な資格8選!
ここでは情シス担当者が取得していると便利な資格を紹介します。
3-1.基本情報技術者
情シス担当者向け資格の「基本情報技術者」は、経済産業省が認定している国家試験のため、IT業界では特に認知度の高い資格です。
ITエンジニアの基礎を学ぶには、最初に”基本情報技術者”の資格取得をオススメします。
情報技術者全般に関するベーシックな知識・マネジメントスキル・プログラミングの基礎固めとして、
受けてみましょう。
- 合格率平均 20~30%
- 受験費用 7,500円(税込み)
- 受験期間 年2回(春4月/秋10月)
基礎編ではあるものの、難易度は高めで合格率も低めです。
情シス担当者向け資格のなかでも数少ない国家資格のため、さまざまな業界でニーズがあります。
3-2.応用情報技術者
「応用情報技術者」の資格は、先程の基本情報技術者から更にバージョンアップした国家資格です。
問題内容も、基本情報技術者に比べてより専門性が高まり、システム設計・プログラム開発までレベルが高くなります。
- 合格率平均 20~25%
- 受験費用 7,500円(税込み)
- 受験期間 年2回(春4月/秋10月)
合格率は基本情報技術者とほとんど変わりはありませんが、情シス担当者としてプロフェッショナルが集っているため、勉強が必要だといえます。
3-3.マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」はマイクロソフト社が提供している民間資格です。
オフィスソフトである、Word、Excel、 PowerPoint、 Access、 Outlookの5種類が試験科目になります。
なかでも、WordとExcelには一般レベルとエキスパートレベルの2種類、Accessに関しては「Access 365&2019」がエキスパートに分類されています。
- 合格率平均 一般レベル80%、エキスパートレベル60%
- 受験費用 1科目10,780円(税込み)、学割8,580円(税込み)、エキスパート12,980円(税込み)、学割10,780円(税込み)
- 受験期間 全国一斉テストになる為、毎年日程は変わります。
詳しい日程はホームページ参照。
3-4.ITIL
ITIL=「アイティル」と読みます。※Information Technology Infrastructure Libraryの略
英国政府が作成したITシステム運用管理のためのフレームワークを指します。
ITILは世界共通の資格のため、世界で通用するのがポイントです。
ITサービスマネジメント基礎知識や内の効率的なコスト改善方法等、幅広く学べます。
- 合格率平均 非公表
- 受験費用 平均40,000円~50,000円 ※コースが多数あります。詳細はホームページ参照。
- 受験期間 テストセンターによって異なります。テストセンターの公式サイトを閲覧しましょう。
3-5.情報処理安全確保支援士試験(SC)
「情報処理安全確保支援士試験(SC)」はサイバーセキュリティに関する知識・技術を認定する日本で初めての国家資格です。
問題は主にセキュリティ関係が多く、情シス担当者としてもチェックしておきたい試験内容になっています。
それに加えて一般的なネットワーク問題も出題される為ため、幅広く勉強する必要があります。
- 合格率平均 約20%
- 受験費用 7,500円(税込み)
- 受験期間 年2回(春4月/秋10月)
3-6.ITパスポート
「ITパスポート」は、情報セキュリティ・ITの基礎知識・個人情報漏洩・著作権侵害・商標権侵害等の法的知識も身に付けられる国家資格です。
情シス担当者として取得したい資格なだけでなく、会社のコンプライアンス向上にも繋がります。
さまざまな技術試験資格のなかで、比較的簡単と言われている資格です。
- 合格率平均 約50%
- 受験費用 7,500円(税込み)
- 受験期間 日数は頻繁に行われています。
”試験開催状況一覧”ページをネットでお調べください。
3-7.プロジェクトマネージャー試験
「プロジェクトマネージャー試験」は、情報システム部としてだけでなく、企業のプロジェクト開発を率先して行いたい方にも役立つ資格です。
全体の計画の内容を固めて、実行、管理するのに必要な、より高度なIT専門分野が求められる試験です。
情報システム部としてITの知識に加え、プロジェクトのスケジュール・人材確保も全体的に必要になります。
「プロジェクトマネージャー資格」は高難易度資格のため、情シス担当者が資格を取得していれば、それだけで価値があると言えるでしょう。
- 合格率平均 約10%~15%
- 受験費用 7,500円(税込み)
- 受験期間 年1回 例年だと10月の第2日曜日
3-8.システムアーキテクト試験
情シスとして社内SEをやっている人材にとって、「システムアーキテクト試験」はステップアップに役立つ国家資格のひとつです。
システム設計の基盤を作成する人をシステムアーキテクト(ITシステム設計者)と呼び、SEやエンジニアに対して、設計のルール作りをしています。
試験内容は非常に高難易度なため、勉強が必要です。
- 合格率平均 約10%~15%
- 受験費用 7,500円(税込み)
- 受験期間 年1回 例年だと4月の第3日曜日
3-9.電話応対技能検定
別名”もしもし検定”と言い、「お客様に喜ばれるビジネス電話対応」を実現させるのに役立つ試験です。
電話対応は勿論、ビジネスマナーやコミュニケーション能力向上に繋がるため、情報システム部でも通常生活に役立つ資格といえます。
- 合格率平均 約80%
- 受験費用 1,100円(税込み)
- 受験期間 毎月第一水曜日
※4級の情報です。級により料金・試験日が全く異なります。
ほかにも、情報システム部の担当者が取得すれば役に立つ資格は多く存在します。
ご自身にあった資格を取得しましょう。
4.情シス担当者の資格取得にリソースが不足!アウトソーシングも活用しよう
現在「ひとり情シス」「ゼロ情シス」という企業が増え、社内SEの業務に負担がかかっています。
社内SEも自らのネットワーク知識・ノウハウを身に付けたいものの、そんな時間さえ奪われてしまっているのが現状です。
そのような背景から、最近では社内のネットワーク問題、トラブル対応を外部にアウトソーシング(業務委託)して、業務を効率化させる方法が主流になっています。
ココがポイント
最近では、社内ネットワーク問題、トラブル対応をアウトソーシングし、業務を効率化させる方法が主流になっている
5.トータルITヘルパーの情シス代行サービスとは
情シス担当者の資格取得にかかる費用・時間的なリソースが不足しているなら、トータルITヘルパーの「情シス代行サービス」に一度ご相談下さい。
現状多くの企業が、現在ネットワーク専任担当者(SE)が1人~2人程の体制で会社を支えている傾向があります。
従業員が少なければSE1人~2人で間に合いますが、これが何十人規模になるとどうでしょう。
管理しなくてはならない項目が増え、障害も少なからず増えます。
1人~2人では手に負えなくなり、修正してもまた障害が出てしまい、いたちごっこの状態に陥ってしまうケースも少なくありません。
また、情報システム部の専任担当が退職した場合、業務内容が属人化しているため、社内のネットワーク業務が停止してしまうのも事実です。
そのような自体を防ぐために、情シス代行サービスにヘルプデスクを始めとしたさまざまな業務を代行委託しましょう。
さまざまな情シス代行があるなかでも、弊社「トータルITヘルパー」にお任せください。
5-1.167人の専門人材がサポート
専門知識を持つ167人がお客様のネットワーク問題、アカウント情報を共有し迅速に問題解決します。
年間17万件、過去100万件の事例解決の実績もございますので、細かな質問でもしっかり対応させていただきます。
5-2.PC1台3,000円からIT資産管理を代行
低価格ながらも、高品質でサービスを提供します。
お客様のご要望をお伺いし、それぞれに合ったプランをご提案いたしますので、現在お抱えの問題に対する解決策へスピーディに取り組める点がメリットです。
ひとり情シスでお困りのお客様や、社内ネットワークの情報を整理整頓したいなど、お気軽にお問い合わせください。
5-3主なサポート内容
貴社のネットワーク環境を踏まえたうえでし、業務効率やリスク回避に必要なアドバイスをさせていただきます。
ほかにも、PCのキッティング設定・社内ネットワーク構築、VPN構築、サーバー環境の構築。ライセンスやアカウント情報の管理などなど。
貴社担当情シスが不在の場合でも、弊社にご連絡いただければ保守対応させていただきます。
規定内であれば、技術担当訪問も可能です。
保守内容もさまざまな対応をしておりますので、会社ごとのニーズに合わせた幅広い対応を実現しています。
ネットワークに関するお問い合わせであれば、いつでもお気軽にご相談ください。